ドラマ「金田一少年の事件簿N(neo)」(山田涼介Ver) 【第3,4話「鬼火島殺人事件」感想】ラストは少し疑問ありつつも見応えある作品

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※この記事は<2022年4月29日>に執筆したものを再掲載したものです※

事件簿Nのはじめ、美雪、そして佐木くん(ついでに真壁)も馴染んできた。剣持警部とも相変わらず仲良しだ。そんな中、もはや定番の流れではじめたちは今回は鬼火島という島へ行くことになる。

鬼火島に着いてからはじめたちは研修に訪れた研修医たちと出会うのだが、クセがあるというより性格の悪そうな輩がちらほら。ああ、これはやられるなと思ったら予想的中。一番偉そうでいけすけない森村という研修医(前野朋哉)が殺された。しかも、その現場を研修医の加藤(千葉雄大)、そしてはじめまでもが扉越しではあるが目撃してしまう。そんな風に事件は始まった。

今作はいろいろな意味で個人的にも見どころ満載だった。山田くんの貴重な姿(内視鏡、そしてキス顔…!)を見られる上、キャストも千葉雄大さん(若い!いや、今も若い!)や研修医・椎名役の増田貴久さん(同じく!最近「吉祥寺ルーザーズ」で見たばかり!)、そして椎名の親友・海老沢に間宮祥太朗さん(今期放送中の「ナンバMG5」!)が出演されてるのも驚きつつも嬉しい気持ちでいっぱいだ。

オトナのキャスト達も負けてない。はじめの内視鏡を担当した医者でもあった布施博さん(「伊藤家の食卓」のイメージ強し!)。はじめたちバイト管理担当の新谷に森口瑤子さん。(本当に申し訳ないことに、以前見たドラマの影響か、最初に犯人と思ってしまった。しかも今調べたら「相棒」”こてまり”のおかみさんだと判明。雰囲気がまるで違う!)

もちろん、肝心のストーリーも見応えたっぷりだった。原作は読んだか読んでないかわからないぐらいなので余計な比較思考も沸かず、純粋にミステリードラマとしても見入っていたじぶんがいた。

一番の個人的な注目ポイントは加藤役の千葉雄大さん。2番目にいけすかない上に口も態度も悪い人物(あくまで主観)なのに、徐々に心理的に追い詰められて、海に入っていったり、はじめに胸の内を吐露したり、「本当の姿」が見えてくるあたりは見ていてとても心を打たれた。それでも被害者でもあるが、加害者でもあり。過去の過ちは消えるわけではないのはつらいところだ。

そして、どこがとは言わないがまっすーこと増田貴久さんもなかなかの好演だった。つい先日見た「吉祥寺ルーザーズ」で初めて彼の演技を見たばかりだが、役者としての彼もいいなと思ったとか思わないとか、とても複雑な気持ちになる。

さて、最後まで見た上での疑問点をあげてみたい。まず第1の犠牲者・森村が殺害される現場を見たあと、百日紅の部屋に入ったとき彼の死体がなかった。見間違いだよとそのままみんな寝てしまったが、なぜ彼を探そうともしなかったのか。(そもそも殺害シーンの前、鬼火を目撃した時点で驚かなかったように見えたのも謎。)

そして何よりも犯人は「海老沢への償い」として犯行を行っているが、いつもの事件と違うのは今回、海老沢はまだ亡くなってはいないことだ。それなのに犯人は殺人を犯してしまっているのが腑に落ちない。もちろん被害者たちは海老沢に酷い仕打ちをしたかもしれないが、それでも殺めてしまうのはどうにも納得いかない。(亡くなっていたとしたら一応納得はできる。当然いづれにしても殺人を肯定はしない)そういう意味でも犯人はとても身勝手であり、同情し難いものだった。

ただ、川崎先生が最後に言ったセリフや残された研修医たちの意識が変わったことと、そして犯人が自殺を失敗したことは救いだろうか。海老沢も犯人も今後どうなっていったかは劇中では描かれてはいないが、彼らの友情がどんな形であれ続いていくことを願いたい。それが叶わないならせめてもう一度会って話をちゃんとできますように‥。


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