ドラマ「金田一少年の事件簿」第2シリーズ(堂本剛Ver)【7話「異人館ホテル殺人事件」の感想】原作との違いが顕著過ぎた

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ドラマ「金田一少年の事件簿」第2シリーズ(堂本剛Ver)【7話「異人館ホテル殺人事件」の感想】原作との違いが顕著過ぎた

※この記事は<2022年4月8>に執筆したものを再掲載したものです※

いよいよ第2シリーズ一挙放送も後半戦。5代目金田一の放送も近づいてきた。続きの感想をまた書いてみる。

第2シリーズ 第7話「異人館ホテル殺人事件」

最初から違和感。なんと美雪がはじめの代役を務めることになったからだ。はじめも全く出番がないわけではないが、基本的には美雪主導で推理が進んでいく。(しかも「金田一」だと思い込まれたままで)

あれれー?これってドラマオリジナルの作品なの?と一瞬思ったが、ちゃんと原作にもある話だし、そもそも原作でははじめはいつも通り最初から最後までいる。一方、ドラマの美雪ははじめに渡されるはずの報酬(現金3万円)を使いきっちゃうし(美雪はそんなことしないだろう)、原作では「赤髭のサンタクロース」と称していた犯人もドラマでは「冥界の道化師」になっているし、オリジナルと思っても仕方がないし、全くのオリジナルでも良かったのではないかと思うぐらいだ。そもそも前後編でもないので尺も短く感じ、個性的な登場人物たちもみんなぼんやりしてた上に、いつもの切なくやり切れないストーリーさえもぼんやりしてしまってた気がする。(あくまでじぶんはそう思ってしまった)

いい意味で取るならば、美雪に推理させたらどうなるだろう、オリジナル要素を取り入れてみたらどうなるだろう、といった挑戦をあえてしたかったのかもしれない。(単に大人の事情が絡んでるのなら何も言えない)

それに剛くんがいない代わりに(ちょいちょいは出番はあるが)、若かりし頃のV6の三宅健くんやも元ジャニーズJrの秋山純くんが出演してたことは良かったと言えるかもしれない。以上。

申し訳ないけど、この話(「異人館ホテル」)に限れば原作のが断然好きだと言わざるを得ない。役者陣や演出的なこととか音楽とか美術セットなどは相変わらず良かったとだけは言っておいて、これから原作を読み返してくることにする。

追記:美雪の「はじめちゃんの じっちゃんの名にかけて!!」は面白かった(笑)


別記:原作コミックを読んだ上で思ったこと

原作コミック「金田一少年の事件簿」8、9巻「異人館ホテル殺人事件」を読んだ上で思ったことを書いていく。

やっぱりどうにも納得がいかなかったのもあり、改めて読み返してみたので加えての感想を書いてみる。

原作の約2巻分をドラマ1話で詰めたこと自体がミステリーと言わざるを得ない。

蓮子もだが文月花蓮こと花江のことがほとんど描き切れてないこと。ドラマだと”ちょっとしたすれ違いで姉に殺められた妹”とだけしか伝わらない気がする。

そして佐木。ドラマ版では一切出ないし、全くの別人、しかも一度きりの人物がカメラを回していること。原作で佐木を失ったことははじめたちにとってもかなり大きなことなだけに、こういった出来事が全くなくなってしまったドラマ版を見るとかなりモヤモヤが残ってしまう。(佐木が生きていること自体が悪いということではない)

これらを踏まえても新たに再ドラマ化して欲しいと思う。(そもそもタイトルだけ同じ別物の作品だとも思っている。)

すでにほかの金田一少年で再ドラマ化していたなら、ぜひ教えていただきたいものです※。(まだ松潤、山田くんのはちゃんと見れてない)珍しく批判ばかりになってしまって申し訳ないと思いつつも、だって本当のことだから仕方ないとも思いつつ、この話の感想は終わりにする。(ほかの方の感想も見てみたい・・)

※結局、2023年8月時点では再ドラマ化はされてません…※

読んでくださってありがとうございました。