劇場版「名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊」【感想】バーチャルの世界でも消えゆくことの切なさよ
2022.06.11更新
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今作はバーチャルリアリティゲームの世界に入り込んだ、コナンたちの物語。5つあるゲームの中、彼らが選んだのは、シャーロック・ホームズやジャック・ザ・リッパーのいる、オールドロンドンの世界だった。(他の4つのゲームも少し見たかった…)
入る世界は違うものの、HUNTER × HUNTERのグリードアイランドの世界を思い出す。
ただ、このゲームでは何十人もの参加者がいる中でひとり、ふたりとゲームオーバーで死んだとしても現実世界で即その人が死んでしまうわけではない。
それでいて、参加者全員がゲームオーバーになると、現実世界でも全員が死んでしまうという、仕様になっている。
そんな絶妙なゲームバランスが作った人の性格を表してるようでその点は実に興味深かった。
そして、一緒に謎解きをしながら、バーチャル世界の中ではあるが、ひとり、またひとりと消えていく様は、やっぱり切なく悲しかった。いけ好かなかった子供たちとの別れも、徐々に打ち解けていったのと相まって、余計にそう感じた。
蘭に至っては実に蘭らしい散り際で、悲しくもカッコよくさえあった。
そして明かされるノアズアークの正体には正直、驚かされた。コナン自身は早い時点で気付いてたと言っていたのは、さすがコナンだというべきか。
この作品が上映された2002年の頃から比べたら、実際のゲームも2022年の今はかなり進化してきただろう。
一方で、一部似た感じのものはあったとしても、コクーンほどのリアリティのあるゲームはいまだ開発されてはいない。(もしされていたならぜひ教えてほしい笑)
生きているうちに体験したいとは思うが、実際にプレイするとなると怖くもある。
それでもやはり体験したいと思うのは、わずかばかりでもゲーマーの血があるからだろうか。(ゲームはある程度はするけど、ゲーマーとまでは思ってはいない)
毎回、毎回、驚くほど楽しい劇場版「名探偵コナン」の物語。次はどんな世界がコナンたちに待ち受けてるだろうとワクワクしながら引き続き見ていきたい。
※筆者は[affi id=6]にて視聴しました(2022年6月末まで視聴可)