劇場版「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)」【感想】服部平次の大活躍に大歓喜!

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劇場版「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)」【感想】服部平次の大活躍に大歓喜!

さて、今回は劇場版第7作目にして、今まで監督を務めてきたこだま兼嗣さんが手がける最後のコナンシリーズ作品だという。

8作目からはまた違う感じになるのか、監督が代わると何が違ってくるんだろうか、と少しだけ気にしながらも新たな物語の世界へとのめり込んで行った。

今作「迷宮の十字路」は京都が舞台。そして劇場版では今までそれほどは出番がなかった服部平次が中心となっている話だ。

冒頭ではいきなり幼い頃の平次が登場する。そして、いつもの「名探偵コナン」の概要紹介も平次がやってのけたりして、コナン(新一)の存在感が今回ばかりは危うし?!と思ったとか思わないとか。

それでなくても、平次は大好きなキャラクターのひとりなので(大阪弁も褐色の肌ももちろん性格も)、今までとは違った期待を抱かずにはいられなかった。

さて、今回は事件とその謎解きを中心に話が進んでいく。

そして始まりの時点ですでに犠牲者が5人。しかも全員、同じ盗賊団のメンバーだという。その上、犯人はなかなかの手練のようで、ナイフだけでなく、弓でも狙ってくる、ときたもんだ。

犯行シーンの音楽でさえも、舞台に合わせてきたのか和風で、なかなかに凝っていた。

そんな中、新たな犠牲者が出てしまう。平次とコナンがここぞとばかりに力を合わせて、事件を解いていく様子はなかなか熱いものがあった。

それに加え、映画の冒頭に出てきた平次の「初恋の相手」の話も絡んでくる。今回ばかりは平次が主人公と言ってもいいかもしれない。

されど、コナン(新一)も負けてはいなかった。

いつも声だけでしか蘭と接することが出来なかった新一が、一時的とは言え、高校生の工藤新一の姿で蘭と「再会」するシーンは、やはり胸に来るものがあった。

それでも最後は平次が決めた。

和葉と協力して謎解きしたあたりからの平次は特にかっこよかった。コナンや蘭、小五郎、いろんな人の手を借りながらも(みんな強い!!)、平次が最後に犯人を見事討ち取った姿はなかなかの見ものだった。

今回、平次と和葉はもちろん、蘭と新一(コナンではなく)の仲もまた少し進展した感じの終わり方がとてもよかった。特に今回は、蘭に良かったね、と言っておきたい。

そして、最後にひとことだけ。

山能寺の住職・円海。この人物、目立ちこそはしなかったが、一番ただものではなかった気がしてならない……。

※筆者は[affi id=6]にて視聴しました(2022年6月末まで視聴可)

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