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前回が空の上だと思ったら、今度は海の上。舞台となる場所はもちろん、何が題材になるのか、9作目にしてさらに楽しみになってきている。本当に毎回、毎回、飽きさせないのが劇場版「名探偵コナン」のスゴいところだ。
今回は最初から犯人が「一応」視聴者には分かっている状態で話が進んでいく。コナンもなんとなくだが、その人物を気にかけている様子だ。
ひとりが殺され、またひとり。犯人はまさにその人物でさすがに単純な事件かと思ったが、そうはいかないのがコナンだ。
その犯人が船から逃げ出したのもそうだが、コナンがカッコよく捕まえただけでも終わらなかった。
それとは別に園子が閉じ込められたり、かと思えば、蘭が行方知れずになったり、とハラハラな展開が次から次へと訪れてきて、飽きさせる気なんてサラサラないのが本当によく分かる。
さらに今作で1番大きいことが、小五郎自身が完璧ではないまでも、かなりの大活躍を見せてくれたことだ。やればできる子の小五郎だが、きっと今回ぐらいだろう。それが小五郎たるゆえんなのかもしれない(笑)。
そして、歩美ちゃん、光彦、玄太の3人が、空手の大会で優勝した蘭のために、と作った”金メダル”。
このアイテムにまつわるエピソードが歩美ちゃんたちだけでなく、蘭の性格がとてもよく伝わってきて、歩美ちゃんたちや蘭のことがもっと好きになった。
かなり長く続いてる作品でもあるし、知った気になっていた「名探偵コナン」。だが、劇場版を1作目から順に見てきて、思った以上の奥深さを感じている。次はどんな作品だろうとワクワクしている。
私事で恐縮だが、視聴期限が迫っていて焦る気持ちは正直ある(DVDを買ったりすれば見ることはできることはできるが、ひとつひとつ買うのは現実的ではない…)。
しかし、ワクワクの気持ちのが断然勝っているのは間違いないので、引き続き楽しみながら見ていきたい。
※筆者は[affi id=6]にて視聴しました(2022年6月末まで視聴可)