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劇場版第25弾はハロウィンで盛り上がる渋谷の街が舞台。渋谷、とズバリ実際の街を題材にしたのはもしかしたら初めてかもしれない。
さて、タイトルにある花嫁はと言えば、もちろん佐藤刑事なんだが、結婚式シーンはあっという間に終わる。
そして、安室透であり降谷零と、劇場版でもすでに見慣れてきた感のある風見も登場。ただし、今回は降谷には首に爆弾つけられてしまって活躍らしいことはほぼなし。変わりに風見が頑張ってた。降谷が傍に置くだけのことはある、できる男だと今回改めて感じた。
そして、降谷自体はほとんど動けないが、彼が登場するときはなぜかシリアス度が増す気がする。かつての仲間だった松田陣平たちの話が出てくるが、仲の良かった4人が全て亡くなっているというのには衝撃を受けた。今作だけではまだまだ描き切れないエピソードがありそうなので、ぜひ知りたい。
さらに小五郎が灰原をかばって負傷する事態が起こるので、看病をする蘭とともに活躍の場はなくなる。(そもそも蘭は腕っぷしは強いがヒロインだ…)
だが、その分に輪をかけて少年探偵団(元太、光彦、歩美、灰原、もちろんコナン)が大活躍する。ほか”とあるグループ”も一緒になって協力するラストシーンは熱く込み上げるものがあった。それはかつての降谷たちがこうだっただろうという姿とも重なってくる。
そして、私事だが今年2022年6月は劇場版「名探偵コナン」を第1弾から順に通して見てきた(ただし、「緋色の弾丸」は去年劇場で見たきり。テレビ放送は見逃してしまった)。どれもこれもほとんどが面白くて、楽しくて、数十年に渡り続いてきだけのことはじゅうぶんにある。今作も本当に本当に楽しかった。去年、今年と映画館で見てきたが、来年も絶対見に行こうと思う。(最後に来年のことをにおわせるセリフがあった)
ひとまず今は、 降谷と仲間たちの物語がもっと知りたい。TVシリーズでも、漫画でも触れていきたい。
最後に、佐藤刑事と高木刑事、お幸せに(なるといいな·····本当に)。