広告
今回は海外・シンガポールの高級ホテルが舞台。コナンのままでパスポートなんて使えるはずのない新一が怪盗キッドの機転（と都合）によってシンガポールに来させられたというから、ありえなくも面白い展開になってる。
そして、もう定番となった新一に変装（といえるのかどうか）したキッドと、アーサー・平井と名乗るコナンが協力し合って事件を解決する、という展開もまた面白い。
それに加えて、劇場版では園子から名前を聞くぐらいだった京極 誠が今作ではしっかりと登場。キッドや新一のように頭脳派ではなく、拳一本の熱い男だ。そして事件とは別に彼と園子との恋愛の話もほんのりと盛り込まれているから、今回も盛り沢山の内容だった。
とはいえ、少年探偵団たちがほとんど登場しなかったからちょっと寂しい気がした。知らず知らずのうちにいつもみんな活躍してるから、今回はおやすみさせようかなというメタ的な意図もあるのだろうかとちょっと勘ぐってみる。
それはさておいて、今回の事件もなかなか複雑で、さまざまな思惑が絡んでいた。しかし、それでも前回ほどではなく、絶妙なバランスだった。キッドがいるとどうしてもコミカルかつファンタジーな要素も増えてくるので（変装、ハンググライダーでほぼ自由に空を飛ぶ、トランプ弾、煙幕など）、そのため重くなり過ぎないのもあるのかもしれない。
それに今回は女性に何度も変装している。背格好さえかけ離れなければ、きっと誰にだってなれるに違いないし、もはや”ほぼ”なんでもありなのだ。
ただ、蘭が最初からシンガポールにいる新一＝キッドと最初から気付いていたのには少し驚いた。蘭もなかなか役者だ、まんまと騙された・・。今度はちゃんと本物の新一と海外に行けたらいいな。（いつになることやら・・）
※筆者は[affi id=6]にて視聴しました（2022年6月末まで視聴可）
