劇場版「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」【感想】最低の敵と最高のやつら

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劇場版「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」【感想】最低の敵と最高のやつら

劇場版10作目にして、オールスター勢揃いの今作。嬉しい一面、蘭たちを人質に取りつつの調査依頼という姑息な依頼人だったので、本当に許せない気持ちになった。

それに「横浜犯罪研究会」ってなんだよ!実際に犯罪を犯すんじゃないよ!!って面と向かって言いたくなる。(三代目だけかもしれないが…)

そんな輩の依頼をコナンと平次、ついでに小五郎(とキッド?白馬?)らが協力してなんとかタイムリミットまでに爆弾解除をしてのけたのにはホント拍手喝さいものだったし、蘭たちが助かったのも本当に嬉しくて涙が出そうになった。(最後の最後のキッドはカッコ良すぎ!!)

それにミラクルランドに行ったメンツでは灰原だけが少しコナンから事情を聞いてるものの、みんなには、におわせもなく内緒にしてて、ほかのみんなには純粋にアトラクションを楽しませてるところも泣けてくる。

コナン達もそうだが、ランドの中でも事情を知った視聴者目線からしてもハラハラの連続だった。

園子が蘭と和葉を外に連れ出そうとしたり(出るだけで爆発する)、ひったくり犯が歩美ちゃんを連れて外に出ようとしたり、元太がひとりでスーパースネークに行こうとしたり(一瞬だけ外に出てしまうアトラクション)、本当に心臓に悪い展開が目白押し…。

小五郎の見せ場は今回ほとんどなかったが、それとなく目暮警部に事情を伝えたのはカッコよかった。大っぴらには捜査できないので、それとなく蘭たちを見守っている警部たちも泣けるほどカッコよかった。(特にラストあたりの阿笠博士、目暮警部、白鳥刑事)

そしてリミットの10時目前、灰原だけでなく、事情は全く知らないはずの蘭の表情がとても印象的だった。

少し納得いかないのが、最後のパスワードだ。もう一捻りして、”今は亡き彼の名”にするとかだったらもっとよかった。その場合はエピソードを増やさないときっといけないし、そもそもコナン達が解けるかどうか…。

でも、今作じゃなくても、そんなエピソードが今後出てきたら「名探偵コナン」に一生ついていくかもしれない。

※筆者は[affi id=6]にて視聴しました(2022年6月末まで視聴可)

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