劇場版「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」【感想】クサいセリフもいいもんだ

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劇場版「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」【感想】クサいセリフもいいもんだ

今回の作品で最も中心となるのは、やはり”蘭の記憶喪失”だろう。

なにもかも忘れているが、新一のことになると何かしらの反応を示す蘭を見るたび、少し切なくなった。

そんな蘭を撃とうとした今回の犯人だが、全く同情の余地がない犯行だった。蘭あるいは佐藤刑事の件してもそうだが、他の件にしてもどうしようもなく身勝手な動機によるものだからだ。

(「コナン」の犯人はだいたい身勝手な同期での犯行だという印象が大きい。同情ができるからといって罪は罪ではあるのには違いはないが…)

もともとの発端となった事件は相手側の自業自得な面もあるが、それを加味してもそう思う。

そんな今作の見どころは、なんといってもこんな犯人に追いかけられるシーンだ。某夢の国のような「トロピカルランド」の様々なアトラクションの乗り物を乗りこなして、蘭とともに逃げていくコナンがとにかくかっこよかった。

そして極めつけは蘭の「どうしてこんなに私のことを守ってくれるの?」というセリフに対してのコナンのセリフだ。ここではあえて書かないが、とても”クサいセリフ”だった。それでも、なぜかかっこよく見えてしまうのは状況がそうさせたのだろうか。

ほぼ全編を通して記憶喪失になっている蘭だから、ときめきシーンがないだろうと勝手に思い込んでたところでの不意打ち!話運びがなかなか秀逸で参りましたというほかない。それでも毎回あると耐性ついてしまうだろうな、と思っているが次の作品では果たして…?

※筆者は[affi id=6]にて視聴しました(2022年6月末まで視聴可)

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