ドラマ「金田一少年の事件簿」(松本潤Ver) 【第4,5話”黒死蝶殺人事件”感想】やっとエンジンかかってきたかもしれない

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ドラマ「金田一少年の事件簿」(松本潤Ver) 【第4,5話”黒死蝶殺人事件”感想】やっとエンジンかかってきたかもしれない

※この記事は<2022年5月12日>に執筆したものを再掲載したものです※

原作単行本では22,23巻で収録の「黒死蝶殺人事件」。音楽には相変わらず馴染めないし、揚羽と六波羅がなぜか原作とは違って性別逆転させる改変してるのは疑問は残るが、やっと見応えを持たせてきたなと感じられた回に仕上がっている。

やや合成感は否めないが、それでも蝶を集まらせたり、あるいは一斉にはばたかせたり等々、原作に近い表現をうまくドラマでここまでやってのけているなと感心した。目の色とか蝶に見立てたそれぞれの衣装とかもしっかり印象付けてたのも良かった。

るりちゃんとはじめのエピソードはとても悲しく、切ないものになっていて思わず涙が出そうになったほどストーリーに没頭できた。(今まで見てきた話はアラが見えすぎて集中できなかったのかもしれない…)そしてラストシーン、情報量が一気に来過ぎて見る人がちゃんとついて来れるか心配になるが、とてもドラマティックに仕上がっていたと思う。

こうして見てみると、やっとエンジンがかかってきたようで話に集中できるようにもなったのが嬉しい。これからの話も少し期待できそう。とはいえ、原作からの不可解な改変もあった。揚羽がなぜか男性で登場したのだ(4代目「金田一」では高遠役の成宮寛貴さん)。そして六波羅を女性にして、彼の相手役にしているという‥。

ドラマだけを見た人は特に違和感もないのかもしれない。原作ファンのじぶんだけが気にしてしまっただけかもしれない。だが、原作では深山という男性が揚羽(女性)の相手役で、六波羅(男性)はただのカメラマンだったのだ。やっぱり気にせずにはいられない。それでも、話の筋は一応通っているようなので良しとはしたい。ただ、やっぱり原作通りの設定で見たかった・・・。(この話はやっぱり原作のが圧倒的に好き)